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AIにホームページを任せない。KSJ公式サイトを一緒に育てている理由
- 対象事業
- 川上スクールジャパン公式ホームページ
- 現在の状態
- 運用中
- 公開日
今回のテーマ
オンラインそろばん教室「川上スクールジャパン(KSJ)」の公式ホームページでは、AIを使っています。
と言っても、AIにホームページの運営を丸ごと任せているわけではありません。
AIに分析してもらう。 改善の候補を出してもらう。
そのうえで、何を採用するか。 保護者へ何を伝えるか。
それを決めるのは人間です。
この記事では、AIと人間の役割をどう分けているのか、なぜ全部をAIに任せないのかを紹介します。
そもそも何に困っていたのか
ホームページは、公開して終わりではありません。
どんな言葉で検索されているのか。 どのページが読まれているのか。 読んだ人が、次にどこへ進んでいるのか。
本来は、こうしたことを見ながら少しずつ直していくものです。
でも、教室の運営をしながら、検索データやページの構成を細かく見続けるのは簡単ではありません。
見る時間がない。 見ても、どこを直せばいいのか分からない。
そうして、ホームページが「公開したときのまま」になってしまうことがあります。
AIをどう使っているのか
KSJ公式サイトでは、AIを主に「分析」と「候補出し」に使っています。
検索データを読み、どんな言葉でサイトが見られているかを整理する。 ページの構成を見て、情報の並びや足りない説明を洗い出す。 読んだ人がどのページからどのページへ進んでいるか、導線を確かめる。
そのうえで、
「このページは、ここを変えるとよいかもしれない」
という改善の候補を考えてもらいます。
AIの役割
AIに任せているのは、主に次のことです。
データを読み、整理する。 ページ構成や導線の気になる点を見つける。 改善の候補を出す。
人が一つずつ見ていくと時間のかかる作業を、AIが手伝ってくれます。
人間の役割
人間が決めているのは、次のことです。
AIが出した候補のうち、どれを採用するか。 保護者へ、何を、どんな言葉で伝えるか。 教室として、伝えてよいこと・伝えるべきでないこと。 変えたあと、実際にどうだったかを見て、次をどうするか。
AIの候補は、あくまで候補です。 採用するかどうかは、教室を運営している人間が判断します。
なぜ全部AIに任せないのか
ホームページを読むのは、子どもの習い事を考えている保護者です。
保護者が何を不安に思っているのか。 どんな説明なら安心できるのか。 教室として、何を大切にしているのか。
これは、データだけでは分かりません。
AIは、データから「よくありそうな改善」を考えることは得意です。 でも、その教室が保護者へ何を約束するのかまでは、決められません。
ホームページに書いたことは、教室から保護者への言葉になります。
だから、最後に何を載せるかは人間が決めることにしています。
実際にやってみて分かったこと
AIから出てきた改善候補を、そのまま採用するわけではありません。
複数の候補を比較しながら、
KSJとして何を伝えるべきか。 実際の運営に合っているか。
を、人間が判断しています。
候補を出すことと、どれを選ぶかを決めることは、別の仕事でした。
AIを使っても、「選ぶ」仕事はなくなりません。 だからこそ、何を基準に選ぶのかを、人間がはっきりさせておくことが大切だと考えています。
今どうなっているか
現在も、KSJ公式サイトは運用を続けています。
AIで分析する。 改善の候補を考える。 人間が採用するものを決める。 公開する。 実際の反応を見る。
この流れを繰り返しながら、サイトを育てています。
なお、この取り組みによって問い合わせが増えた、といった成果は、ここではまだ書きません。
AIをどう使っているか(やり方)と、それで何が変わったか(結果)は、別のものです。 結果は、きちんと確かめられたときに、改めて記録します。
今回変えた点
BEYOND AI実験室では、今後の記事でも「今回変えた点」を記録していきます。
現時点では、AI活用による変更内容と結果を、事例として公開できる形に整理していません。
今後、変更内容と確認結果がそろったものから追記します。
次に確かめること
次の点を、実際の反応を見ながら確かめていきます。
保護者が知りたい情報へ、迷わずたどり着けているか。 検索で見られている言葉と、ページに書いてある内容が合っているか。 AIが出した候補のうち、採用したものと見送ったものに、どんな違いがあったか。
他の会社ならどう使えるか
ホームページを持っている会社なら、同じ考え方が使えます。
データを読む。 気になる点を洗い出す。 改善の候補を出す。
ここまではAIに手伝ってもらい、
何を採用するか。 お客様に何を伝えるか。
は、会社の人が決める。
この分け方なら、専任のWeb担当者がいない会社でも、ホームページを「公開したまま」にせず、少しずつ育てていくことができます。
BEYONDがこの実験から考えていること
AIを使うと、仕事が全部なくなるわけではありません。
KSJ公式サイトでは、データを読んだり候補を考えたりする部分を、AIに手伝ってもらっています。 一方で、何を選び、何を伝えるかを決める仕事は、人間に残っています。
私たちは、それでいいと考えています。
AIに任せる仕事と、人間が決める仕事。 その境目をはっきりさせることが、AIを無理なく使い続けるための一番大切なところだと考えています。